看護師の仕事においてメディカルアロマの知識やスキルを持っていれば、緩和ケアや心療内科の分野で役に立ちます。メディカルアロマは鎮静効果や不安の解消に効果があり、精神症状の緩和なども期待されます。心療内科の分野ではパニック発作や不眠症に悩む人の症状の緩和方法として用いることが多いため、知識やスキルを持っているとアドバイスにも役立ちます。また、終末医療におけるQOL向上にもメディカルアロマは活用されます。実際、疼痛やうつ、不安症状を緩和させるためにアロマを活用している病院は存在します。
患者さんの対朝の変化や病変に気付くために一役買ってくれるフットケアもまた、看護師が専門スキルとして持っておくと役に立ちます。特に糖尿病や透析を行っている患者さんは足の感覚や色などで病変を察知しやすいため、この知識があるのと無いのでは看護師として果たせる役目も大きく違ってくるでしょう。外来などでも患者さんのちょっとした足の悩みから病気の可能性、治療や予防までに対応できるようになるためプラスに働きます。
そして、患者さんに寄り添った看護をするために、心理学を習得しておくのも良い選択肢です。病気や治療に悩む患者さんの気持ちに向き合えるのはもちろん人の心理を理解していれば、より良い形で導き、安心感を与えることができるようになります。行き詰まっていたり、頑なに拒否したりする患者さんを諭すようなシーンでも、心理学の知識やスキルは役に立つのでおすすめです。